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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2010年07月31日

いってきます

5年間暮らしたニュージーランド、インバーカーギルを離れ、日本に戻ってきました。
戻ってしばらくは、日本の暑さに体がついてゆかず夏バテ。。
日本での新しい生活は楽しみではあったけれど、それ以上にニュージーでの日常が、
すっかり心と体の一部になっていたことを帰国して改めて感じ、逆ホームシックにかかっていました。。
ニュージーのあの景色、インバーの町並みと空気、日々の流れ、そして友人たち。
すべてのものが今手元にない寂しさ。5年という歳月の重みを実感。

友人からの餞別の言葉。
「遠くはなれていようが心はつながっている。いってらっしゃいと見送ります。
あなたたちに出会えたことはボクにとっても大きな財産です。
(中略)
いつでも帰ってきてください。ボクはここにいます。」

私たちもまったく同じ気持ち。
この言葉をくれた友人に、ニュージーで出会ってつながりができたすべての人たちに。
この5年の間に出会い支えてくれたひとびとのおかげで、心のふるさとができたこと。
またいつか帰ってこよう。ニュージーで知り合った大事なひとたちに会いに。
しばらくの不在。たいして更新していませんでしたが、、このブログもこのまま残します。

New Blogもよろしくお願いします! → ニセコほろほろ通信  

Posted by いとゆう at 12:00Comments(0)暮らし

2010年05月21日

歩く歩く♪


今朝、出かけにいきなりハプニングに見舞われた。
朝9時すぎ、ミニマをプレスクールに連れていこうと車に乗せたら、
バッテリーが上がってエンジンがかからない。
プレスクールは家から少し離れたところにあって、大人の足で1キロ強。
歩いて行っても問題はないのだが、ミニマの足だと30分近くかかる。
これで天気が悪ければ、プレスクールを休ませるところだったけど、
幸い今日は快晴の散歩日和。「よし歩いて行こう!」とミニマを促し、
みの虫のように毛布でくるんだミニマ2号をバギーにのっけて出発した。
「ぜんぶ歩くの?」「車どうするの?」とミニマは心配がつきない様子だったが、
そのうち、DVDの「クインテット」で覚えた「歩く歩く♪」を楽しそうに歌いはじめた。

前日まで曇天の雪まで降りそうな予報だったけど、180度好転して、
今日のインバーは雲ひとつない青空が広がる。
おまけに風もほとんどなく、歩くうちに気温はぐんぐん上昇してきた。
インバー名物ウォータータワーを眺め、町で一番大きな公園クイーンズパークの前を通り、
サウスランドミュージアムのトゥアタラの像に挨拶、公園脇の林道を抜けて、
ちょうど30分でプレスクールに着いた。10時のモーニングティーの時間にも間に合った。
ミニマを送り届けたら、その足で町へ買い物に出て昼過ぎに帰宅した。
この時期、こんな好天、実にめずらしい。午後はまたお迎えにもう1往復。
ハプニングと天気のおかげで、楽しくほどよい運動不足解消になった。



  

Posted by いとゆう at 11:37Comments(0)暮らし

2010年03月28日

ミニマの子守り

お気に入りのDVDを観ながら弟を子守り中のミニマ。
足でカーシートをゆらゆらしながら。
これどこで覚えたんだ??
足でゆらゆらはキウイ流。私もたまにするけど、PC見ながらなんてさすがにやらないよ・・
お父ちゃんが見たら「こらっ」と怒られそう。
でもまめに子守りしてくれるのはありがたい。ミニマ兄ちゃんたのもしいね。



  

Posted by いとゆう at 19:00Comments(2)暮らし

2010年03月26日

サーカスの記憶

3週間ほど前に父ちゃんとサーカスを観に行ったミニマ。
今朝、サーカスが来ていた場所の前を車で通りかかると、
「サーカスいないねぇ」とミニマがつぶやいた。
「ほんとだね。サーカスいつのまにかいなくなっちゃったね」と言うと、
「おんなのこがくるくる〜〜して、どどーーんしたの。ぶっくり(びっくり)したの」と説明。
そう、ミニマと父ちゃんが観に行った回に、空中でクルクル回っていた女の子が
いきなり落下するというアクシデントがあったのだ。
父ちゃんの説明によると、若い団員の子が宙づりで演技していたら、いきなり紐が切れて舞台に落下、
そのままスタッフに担がれて退場となり、演目は中断されたらしい。
「えーー?!その子どうなったの?」と聞くと、
「いや、最後カーテンコールに出ていたから大丈夫だったみたい」
・・・さすが、ニュージーランドのサーカス。
アクシデントも演出かと思わせられるが、ほんとに事故だったのだろう・・・恐ろしい。
そりゃ、ミニマもぶっくり(びっくり)するよね。
度々この話をするミニマ。3歳児の脳裏には、
「サーカス=くるくる〜どどーんのアクシデント」とインプットされているよう。
この記憶、大人になっても残るのだろうかと興味深い。  

Posted by いとゆう at 19:00Comments(0)暮らし

2010年03月21日

Prime Lamb Competition

毎年3月に行われる『プライム・ラム・コンペティション』。
年に一度のイベントで、インバーから車で40分ほどのシープ・ファームで行われる。
地元のファームの人たちが会して、そのシーズンに産まれたラムの品評や親睦を深める集まり。
かわいいひつじちゃんたちを眺めながら、ラム肉のバーベキューが振る舞われるという、
なんともシュールなシチュエーションの中、ひつじの体重当てコンテストをメインに、
ラッフルやらイベント主催者のスピーチなどが和気あいあいと執り行われる。
その年、一番立派なひつじを育てたファーマーには、
ひつじのトロフィーと豪華な副賞が贈られる。なかなか立派なイベントなのだ。



マックス父ちゃんが仕事でこのイベントに関わっているため、毎年私たちもおじゃましていたが、
このイベントがくると一年の流れを非常に早く感じる。
今回も「来週プライム・ラムがあるよ」と言われ、「え!?もう1年経つの? ひえ〜〜」と驚かされた。
しかし、今年はミニマ2号が産まれたばかりなのでお母ちゃんはお留守番。ミニマと父ちゃん二人で参加した。
ミニマもファームの子たちに混じって遊んで、とても楽しんだよう。
壇上に並んで座る子どもたちの写真を見たら、皆ガンブーツを履いていてかわいらしかった。


  

Posted by いとゆう at 20:51Comments(0)暮らし

2010年03月20日

赤ちゃんがやってきた

2月上旬、南半球さいはての病院で、ミニマの弟「ミニマックス2号」が産まれた。
産後2日で退院して、その後母子ともども順調に成長、回復し、
早くも丸5週間が経った。
ミッドワイフの産後の母子健康チェックも、先週で最後となった。ほんと早いなぁ〜・・
その後プランケット・ナースに引き継がれ、生後15週目まで自宅訪問で健康チェックが行われる。
ちなみにミニマ2号、産まれたときは2900gと小振りだったのに、ひと月ほどで5キロ近くまで増量している。
母乳しか与えていないのに、週に400〜500g単位の増量に、
ミッドワイフもプランケットナースも目を見張り、体重を測るたびに“Well done! Well done!”と連呼。
ミニマのときは、母乳不足に悩み、病院の専門医のところに駆け込んだり、
母乳促進剤を飲んだり、3ヶ月からはもう諦めて粉ミルクと混合にしていた。
母乳が出ない体質なのかもしれない、と今回も腹をくくっていたのだが、
そんな思いも杞憂に終わった。この違いはなんなんだ・・・

それにしても、ぷくぷくと大きくなっていくわが子を目の当たりにしていると、
その成長ぶりに応えなきゃ、お母ちゃんも栄養とらなきゃ、体力維持しなきゃと、気力がもりもり湧いて来る。
小さな存在だけど、底知れない生命力と大きな影響力に刺激されながら、
2度目の子育てがスタートした。
  

Posted by いとゆう at 20:10Comments(0)暮らし

2010年01月11日

Westcoast ②





さて、今回の旅の目玉はホキティカ(Hokitika)滞在。
予想以上に居心地の良い町だった。
ほど近いところにあるグレイマウス(Graymouth)に比べたら規模も小さく、
日本で出されているガイドブックにはほとんど紹介されていないようなところだけど、
「小さな町ほど味わいがあるのでは?」と思い、ホキティカに4泊滞在してみた。

この町は、グリーンストーンの産地とあって、ジェイドのお店が多く、
ガラス細工、アート、写真とギャラリーも実に多かった。
フレンチカフェや美味しいベーカリーもあり、文化に食にと充実した商店街。
タワークロックをはじめ、教会、アールデコ調のお店のファサード、
街全体、外観がきれいに保たれ、インフォメーションをはじめ、どこも店の人の感じが良い。
小規模ながらも観光地としてのプロ意識が街全体に溢れているように感じた。
この町にフォトギャラリーとスタジオを構えるドイツ人フォトグラファーのユーゲンさんも、
ウェストコーストの景観とこの町が気に入って、ここを活動の拠点にしているのです、と仰っていた。

雨の多い町だけど、1日だけ除いて、あとは晴天に恵まれた。
天気のおかげもあって、町の印象が一層良いものとなったのかもしれない。
町からビーチまで歩いて出られるのと、程よい町の規模。
ただ歩くだけでも楽しいところだった。


























写真上段(左)ホキティカで一番美味しいと噂のシーフード・センター(右)中心街のタワークロック。
下段(左)“Hokitika Museum”(中)フレンチカフェ“Cafe de Paris”(右)Copper Artist のイアンさんのギャラリー“IanzArt”。


  

Posted by いとゆう at 21:32Comments(0)NZ旅行

2010年01月11日

Westcoast ①





今年もまたニュージーランドの西海岸、Fox Glacier Villageのホリデーパークで元旦を迎えた。
(昨年の記事はこちら
原生の自然が残るこの地域に魅せられ、二度目の滞在。

クリスマスの日にインバーを出発して、初日はLake Haweaのキャンプサイトで1泊。
翌日、Franz Joseff まで車を走らせ1泊。
3日目にHokitika まで北上。ここで4泊し、大晦日にFoxまで戻って、年を越した。

元旦の日は、予報が外れて朝からお天気が良く、名所のLake Mathesonへ朝食を持って出発。
湖までのウォーキングコースの入り口にピクニックサイトがある。
ここからMt.CookとMt.Tasmanの雄大な姿を眺めながらの朝ご飯。なんとも贅沢な時間。
その後、湖までの散歩道を歩き、タスマン海に面したGillspies Beachへ足を伸ばした。
ホリデーパークに戻って昼食を取り、午後からミニマとマックス父ちゃんは、氷河を観に出かけ、
お母ちゃんは夕食の準備。おせち代わりに五目寿司を作る。

天気も穏やかに、のんびり明けた2010年。
今年は、出産、帰国、移住と予定が目白押しだけれど、
この穏やかな気持ち忘れずに、この一年乗り越えていけたら、いい。  

Posted by いとゆう at 21:04Comments(0)NZ旅行

2009年12月23日

年の暮れに思うこと



毎年せわしない12月。
普段一体みんなどこにいるの? というくらい人も車も少ないインバーカーギルでも、
クリスマスまでの一ヶ月間は、どこも車と人でごった返す。この忙しさ、洋の東西を問わず。

今年もあっという間に過ぎたけど、振り返れば内容の濃い一年だった。
そして、再会と新しい出会いの多い年でもあった。
インバーで最初に仲良くなり、今は違う町に住む友人が遊びに来てくれたり。
北島に越して行った友人家族に会いに旅行したり、
日本から再びNZに戻って来た友人とも再会を果たせた。
メールや電話でやりとりしていても、やはり「会う」というのは格別なこと。
再会のたびにそれを実感する。

日本からも親族、友人、後輩と多くの人たちが、はるばるNZまで足を運んでくださった。
また、会えなくてもお互いの近況を気づかうひとたちが、日本や他の国にいる。

新しい出会いも実に多かった。皆、もちろん初対面の方達だけど、
この時期に会うべくして会った、というような、なにか必然的なものを感じる出会いが多かった。
一方で、新天地へと去って行ったひとも多かったけど、縁がつながればまた会える。

「ひと」との出会いとともに、「場」との出会いも強く印象に残った年だった。
スキークラブフィールド、旅で訪れた場所、滞在した宿、歩いた山と森。

2010年は環境が大きく変化する年。そのことに意識が向いている今、
ひととの出会いから日常の小さな出来事までに、気持ちが敏感に反応する。
また、新しい環境に向けて準備して来たことが、着実に実を結ぼうともしている。
このまま枯らすことなく、やがて花となるように、2010年も着々と一歩一歩前に進んでいこう。  

Posted by いとゆう at 21:26Comments(0)暮らし

2009年12月21日

サンタの贈り物


9月半ば、
5年目の結婚記念日直前に指輪をなくした。
心当たりを探しても一向に見つからない。
ガレージに車を止めて家に入るまではつけていた記憶がはっきりとある。
正直に話したところ、え?と驚かれたものの、
「ま、そのうちどこかから出て来るでしょ」と父ちゃんも気にする風でもなかった。
家でなくしたのは確かだったけど、やはり結婚指輪をなくすというのは重大だ。
5年間、毎日つけていたものだけに、指輪をはめていないと、なんとも心もとない。
しかし、家で落としたというこというだけは確信していたので、必ず見つかる気持ちでいた。
気づいた時に心当たりを探しつつ、そうしてひと月経ち、ふた月経った。
そろそろ気持ちに焦りが出始めた。ほんとうは外でなくしたのだろうか。
もう指輪は出てこないのだろうか。

11月の終わりの週末、
その日はサンタパレードがあったので、私はミニマを連れて出かけ、
父ちゃんは庭の芝刈りをすると言って家に残った。
夜になって、父ちゃんが「だいじな話があるんだけど。そこに座って」と、神妙な面持ちで言いだした。
「今日サンタパレード行ったでしょ。そうしたらさ、うちにもサンタが来たんだ」
ピンと来た。
「見つかったの?」
「あれ? よくわかったね」

今サンタに一番持って来てほしいものと言えば、それは、なくした指輪。
「どこにあったの?」と聞くと、
「これ読んで」と、一枚の新聞の切り抜きを渡された。
日経新聞の「こころの玉手箱」に映画監督の大林宣彦氏が寄せたコラムだった。

大林監督が妻から贈られた指輪を2度なくしたという内容だった。
ひとつは、海岸での撮影の際に、監督自身が高波に呑まれ、
溺れかけた際に指からするりと指輪が外れ、
次の瞬間、岩場に打ち上げられ命拾いをした。
2つ目は、仕事に対して迷いがあった頃に、やはり浜辺での撮影の際になくしてしまう。
撤収時の限られた時間の中で、妻と一緒に探すのだが、
波にさらわれてしまえば、見つかるはずもない。
あきらめかけていた時に、偶然にも見つけ出す。
そうして、戻って来た指輪に安堵しつつ、
改めて指輪を贈ってくれた妻とともに人生を歩もう、
一生この仕事で食べていこうと決意を新たにされたらしい。

「この記事を最初に読んだ時は、別になんとも思わず読み流していたんだ。
ただ日本に帰ったら新しい指輪を買わなきゃならないかな、ぐらいにしか思わなかったんだけど。
それで、今日庭の芝刈りをしていたら、指輪を見つけてさ。
この記事もう一度読み返して、切り抜いておいたんだ」

この日に限って、父ちゃんは、大きな芝刈り機では刃の届かない端っこの芝を
刈り払い機で刈っていた。
するとその端っこの生い茂った芝の下に指輪が落ちていた。
2ヶ月近く雨風にさらされて、鳥に持って行かれることもなく、
指輪は無事に手元に戻ってきた。

2ヶ月ぶりに指輪をはめるとすっと馴染んだ。
なくしてはじめてその存在の大きさに気がつくというような。ちょっと大げさだけど。
大林監督ではないけれど、私もなにかに迷いがあったのか。
これから大きく変わるであろう環境に対して??
うっかりなくした原因はわからないけれど、父ちゃんに感謝するとともに、
指輪が戻って来てくれたおかげで、
これから何が起きても強く乗り越えて行けそうな気がしてきた。(おおげさ?)

ちなみに、結婚指輪をなくしてから、しばらく婚約指輪をつけていたところ、
(指輪をつけていないと、パンツをはいていないようで、どうにも気持ちが悪いので)
父ちゃんに「あんた、それもなくしたら(月給の3ヶ月分)、里に返すからね!」
と釘さされておりました(泣)
こぶつき出戻りにならずにすんだ2009年暮れ。
来年も無事にすごせますように・・・  

Posted by いとゆう at 22:05Comments(2)暮らし